利き腕を2週間使えなかった話
TECH PLAY女子部のアドベントカレンダーに参加してます!
この記事は、利き腕が2週間使えないという事態に直面して、ちょっぴりガジェオタ風味なエンジニアとしてがどんなふうにその2週間を乗り切ったかという記録です。
怪我したこと
2025年10月22日(水)、夫と2人で旅行に行って、旅館の温泉で転倒。 右前腕部を強打しました。
「いてててて…」とか言いつつ、旅先で病院行くのもめんどくさいし、まあ痛いだけだし(気持ち悪いとか発熱とかがないので骨折はなかろうと思った)、そのまま旅行を続行して、2日後の24日(金)に自宅そばの整形外科へ。
今まで生きてきて、転んだとか踏み外したとかでレントゲン撮ったことは何回かあるけれど、いつも「骨には異常ないですね」って打撲とか捻挫とかそういう診断だったのに、ここに来て初めてレントゲン的にあかんことになりました。
肘の少し上の、外側(小指側)の骨にヒビが入ってるとのことで、「腕固定して吊ってね。2週間くらい」とあっさり言われ。
取り外せるタイプのギプス(正確にはシャーレというらしい)で固定して、包帯の巻きかたを教わって。
お風呂は外して入って、しっかり温めて、でも決して腕をひねる動きはするな、と注意を受け。
とほほほほ…と思いつつまあなんとかなるだろ、と家に帰りました。
利き腕が使えないということ
幼少期に矯正されて右利きになった私、妙に左手も器用で、例えばアイメイクは右目は右手、左目は左手で出来たりする。 ので、2週間くらいなんとかなるさ~と思ったけれど、どうにもなりませんでした。
我が家は私と夫、両方とも日頃から家事をするし、私が出張で一週間いなくても全然問題ないのがうちの夫で、家事についてはまあ夫によろしくすればよいので良かったのですが、PC作業と食事ががが。
固定されているのは親指の付け根から肘の上まで。 右手ではキーボードもトラックボールも使えない。そこそこ使えると思ってた左手は、お箸を使うには不足だった。
土曜日1日過ごすだけでぐったりして、なんか道具に頼るしかないなと思ったのでした。
買って良かったもの2つ
1つ目はこちら
日頃、トリプルモニタで作業している私のポインティングデバイスはトラックボールなのですが、まずは手で持って使うタイプのトラックボールをぽちっと。
普段は右手はキーボードとトラックボールを行ったり来たりするわけですが、右手は吊ってるのでもうこのトラックボールを握りしめるのみ。
普段のトラックボールよりは微妙に細かい部分の操作が安定しないところはありますが、まあでも大体問題なく使えました。
2つ目はこちら
本来は、正しい持ち方を指に覚えさせるためのお箸ですが、リングに指を通して使うので、日頃箸を持っていない左手でもちゃんと安定して食べ物が掴めます。 これが届くまではすべての食物をスプーンとフォークで食べましたが、やはり箸の方が食べやすい…。
だめだったもの1つ
左手だけでキーボード入力するのに、なるべく手の移動を少なくできる配置にして、あと色々カスタマイズして…と思って、QMK github.com 対応の左右分離型キーボードを買ってみたけど、片手でうまくやりくりするには3つのキー同時押しとか多用する感じで、手が小さい(ピアノの鍵盤でオクターブがやっと)私に良い感じのカスタマイズを出来ず…結局元々持ってた携帯用のキーピッチの小さいキーボードを使うほうが早かった。
元々持ってたけど使ってなかったものの復活
5年前のコロナ禍の緊急事態宣言以来、イヤホン・ヘッドホンはしょっちゅう買い漁っている私ですが、今は自宅で1日研修講師を務めるときには密閉型のヘッドホンを使ってます。
が、このヘッドホン、片手しか使えないと装着が難しいと気づきました。
手持ちのイヤホンはどれも数時間音楽聞くには良いんだけど1日研修するにはどれだけ耳に合ってても途中でしんどくなり、骨伝導タイプは持ってるのが左右が繋がってるタイプでやっぱり片手だと(略)。
ということで、買ったけど使ってなかったオープンイヤースピーカーを久々に使いました。
まあまあ良かったけど、あと2週間同じ状態だったら、秋葉原のe☆イヤホンに行ってイヤークリップタイプを色々試してたと思う(笑)
もし利き腕が使えない状態が1ヶ月以上続いたなら
なんだかんだいいつつもまあ2週間だったし、乗り切れた感じ。
これが1ヶ月以上続くなら買ってみただろうなというのがこれ。
Froggy片手キーボードセットshop.yushakobo.jp
片手用キーボード。 まあ、右手使えないのでこれ買ったら夫に30箇所以上のはんだ付けお願いしないとなんだけど。
これの操作覚えるだけで1週間ぐらいかかるんじゃ、とかは言ってはいけない。
そして私は両手が使えたとしてもはんだ付けめっちゃ下手なので。元気な時に買って試してみようとかはないです…
終わりに
利き腕が使えないっていうのはやっぱりかなり不便。 そして今どきのスマホは片手オンリーの操作はちょっと厳しい。
そして左利きの人たちが言ってる、「世の中は右利き用に出来ている」というのは、なるほどこういうことかー、って実感。
まあ終わってみると、2週間って「ガチな専用デバイス」を導入するには短くて、「既存の環境を補助するツール」の方が有効でしたね。 これが半年とか一生とかだったらどうするかは色々考えるところです。
ちょっと面白かったのは、理学療法士さんに、「ギプスは三角巾で吊りますが、自費でこういうのにも出来ます」って勧められたアームホルダーを使ってたら、
腕怪我してるって気づかれないことがちょくちょくあったこと。なんかぱっと見は黒いショルダーバッグ抱えてるだけに見えるっぽい。
この2週間のあとはどうなったかと言うと、ギプスが取れてから1週間は重いものは持たないように言われ、その後もしばらくひねる動作を避けるようにと言われつつ週1,2程度のリハビリに通ってましたが、12月5日(金)に通院も終了となりましたので、全治は6週間でした。
肘とか手首とかを直接やっちゃわなかったのが不幸中の幸いでしたが、運動能力は衰えていく一方のお年頃なので、もう少し気をつけて生きていきたいと思います。
DroidKaigi 2025
DroidKaigi 2025 -2年目のスタッフ記-|riko111 https://note.com/riko111/n/ne60d0caeb0e4?sub_rt=share_sb
Object-Oriented Conference 2024
Object-Oriented Conference 2024に当日スタッフとして参加してきました|riko111 @riko111 #note https://note.com/riko111/n/n8be0cf54a46a
【読書メモ】最強囲碁AI アルファ碁 解体新書
昨年から仕事の幅をデータ分析や機械学習方面に広げようともがいているのですが。 今回は買って流し読みしたあと真面目に読んでいない本をちゃんと読もうと、「技術書のまとめ Advent Calendar 2021」に参加させてもらうことにしました。 こちらの記事は、そのカレンダーの13日の記事です。
最強囲碁AI アルファ碁 解体新書
こちらの本は、2018年に出た本ですね。その時も興味はあって書店で手にとっては見たものの、まだ当時は機械学習関連のお勉強も始めてなかったし、パラパラめくってなんか難しそう…と本棚に戻しました。
内容は2016年に世界最強と言われているプロの棋士を破ったGoogle DeepMind開発のコンピュータ囲碁プログラムの深層学習や強化学習の仕組みについての解説です。
読もうと思ったきっかけ
昨年G検定を取得し、機械学習の概要は一通り押さえて、あと細かい技術なども勉強中というところで、テストに出る内容、みたいなところじゃなくて具体的な活用例をそろそろ読んでみようかな、内容ももうぼちぼち理解できるようになってるよね…と思って読んでみることにしました。
本書の構成紹介(ざっくり)
最初にゲームAIってどういうもので、囲碁AIはどんなものという説明から入って、アルファ碁が取り入れた手法である深層学習(ディープラーニング)と強化学習のざっくりした技術解説があり、囲碁AIっていうのはどうやってこの後の手を先読みするのか、という話をしたあと、アルファ碁で実際に使われている手法、それから進化系のアルファ碁ゼロの手法の解説、という流れです。
技術解説はある程度基礎知識があるところから読んだのでわかりやすかったですが、機械学習関連の用語が初見の人にはちょっととっつきづらいかも知れません。
感想(これまたざっくり)
- 囲碁のルールに詳しくなりました
- 手法としては知ってたモンテカルロ法の具体的な活用と展開がわかりました
- 内部的に何が起こっているかよくわからないことが多いと言われている機械学習ですが、アルファ碁はものすごい細かいチューニングが施されてるんだなあと言うことが分かりました
- 大量のCPUやGPUでの並列処理がもうすごいなあと(語彙…)
読んで良かった点
とにかく機械学習っていろんな手法がいっぱい出てきて上っ面だけ追いかけてひーひーしちゃうとこがあるんですが、「こういうのってこういうとこで使えるんだなあ」みたいなイメージの取っ掛かりが出来てすごく良かったです。
ちょっとな、と思った点
「図xx」についての説明の文章の、ページめくった次のとこにその「図xx」があるみたいな構成になってるのは誰の責任なのかなー…。
この本を薦めたい人
機械学習の知識はあって、アルファ碁とかどんな風になってるのか興味あるなーって人(ピンポイントすぎやろ)
終わりに
もうちょっと技術的なところをまとめていきたいなー、後日…がんばり…ます…?
【読書メモ】イノベーション・オブ・ライフ
「イノベーションのジレンマ」で有名な著者が、ガン治療で髪が抜け落ちた状態で行った講義をより幅広い層に伝えるためにまとめられた書籍、「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ」を読みました。
本書は3部構成になっていて、それぞれが以下の内容について書かれています。
- どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるだろう?
- どうすれば伴侶や家族、親族、親しい友人たちとの関係を、ゆるぎない幸せのよりどころにできるだろう?
- どうすれば誠実な人生を送り、罪人にならずにいられるだろう?
そして、それぞれの目的を達成するための理論が書かれているのですが、ここで理論とは、人生の状況に応じて懸命な選択をする手助けとなるツールと定義されています。
手助けとなるツール、って表現良いですね。欠いてはいけない、とか必須である、とかの強くて傲慢な感じと違って。
また、こうも書かれています。
理論とは「何が、何を、なぜ引き起こすのか」を説明する、一般的な言明だ。
よりよい人生を考えるものさしを論理的に説明するための一般的な言葉がこの本には書かれているわけですね。
印象に残った言葉を挙げると、
日陰が必要になると思ったそのときに苗生を植える
わたしたちが製品を購入する動機になるのは、「自分には片付けなくてはならない用事があり、この製品があればそれを片付ける助けになる」という思いだ。
子どもたちは学ぶ準備ができたときに学ぶのであって、わたしたちが教える準備ができたときに学ぶわけではない
などがあります。
何を考えるかではなく、どう考えるかということの大切さを感じる本でした。
そして、最後びっくりしたのが、ガン 治療が落ち着いてたときに脳梗塞で倒れて、表現性失語症になってたという話。始めのうちは話すことも書くこともほとんどできなくなっていて、そこから粘り強く一語ずつ学ぶ努力をした、と。
その過程の困難さを思うと、そこからまだ本書を含む数冊の著書を物した著者の方は本当にすごい努力をされる方だったんだなあとしみじみ感じました。
良い読書体験でした。ありがとうございました。
【読書メモ】ゲームメカニクス大全 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け
翔泳社ブックアンバサダー に選んでいただいて、翔泳社さんのゲームメカニクス大全 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛けwww.shoeisha.co.jp
を読みました。
帯には「すべてのゲームデザイナーのための」と書いてありますが、基本はアナログのボードゲームについてだけ書いてある本です。
まあ、私はそこまでボドゲ詳しくないんで、載ってるゲームの8割ぐらいは名前も知らないゲームでしたが、百科事典形式でゲームを分類して、すごく丁寧に細かく仕掛けが書いてあるので、ほうほう、こんな形のゲームの仕組みもあるんかーって思いながら読みました。
定規で移動距離を測って移動するゲームとかあるんですね。テーブルゲームならではって感じ。
全部で13章あって、5章まではゲームの基本構造とかアクション、6章以降がタイトルになってるメカニクスについて、なのかな。
ソロゲームについても書いてあったけど、興味深いのはやっぱり複数人でやるゲームでの工夫あれやこれやで、特に「コミュニケーションを制限することで不確実さを維持してゲームとしての面白さを保つ」とかは、ああ、なるほどね、という感じ。
最近、機械学習の講義をすることが増えてるんだけど、Qテーブルの仕組みとかどうやって適用すればよいのかなあ、これって機械が勝てるようになるゲームかしら、とか考えてみるのも面白かった。
あと、原著がでてから1年ぐらいで翻訳出てるのもすごいですね。ボードゲーム最近人気だというけれど、このコロナ禍の状況ではプレイヤーの皆さんどうしているのかしら…なんてことにも思いを馳せた本でした。
翔泳社さんありがとうございました。
アルゴリズムをコードにする記事をZennに書きました
ちょっと考えるところがあって、プログラムの学習をして、基本文法は分かる、という人を想定した記事を書いてみました。
の3本が書けました。
少しずつ増やしていきたいなと思います。






